書籍から学ぶ「トヨタで学んだ自分を変える時間術」原マサヒコ(著)

時間

はじめに

問題解決を個人ごとが考える。また、個人が組織に提案できる。

理想は「前進する組織」その「思考を作る」こと。

1人でも多く、問題解決に取り組み行動すること。個人的なスキルアップでは会社全体の成長は非常にゆっくりです。期待を超えるスピードではないでしょう。

経験豊富な社員の退職など発生した場合、一から社員を教育する時間を計算すると成長はマイナスになることも考えられます。

会社全体の業務内容を改善することを目指して考えてみます。

  • 誰がやってもできる。
  • ミスが少なくなる。
  • 作業時間を短縮する。などなど

1人の力と組織の力を比べた場合、改善できる量や質は組織で取り組んだ方が勝る。

組織で「何を目指すのか」指標となる言葉をハッキリさせること。

トヨタでの改善活動への考え方。

特に時間に対する考え方を「トヨタで学んだ自分を変える時間術」から学びます。

学び

できない言い訳を考えている時間がもったいない。

「なぜできなかったのか?」と上司に聞かれて、言い訳を口にしている自分に気付いたことがあるでしょうか。また、失敗を上司に報告する前に入念に言い訳を考えたことはないでしょうか。

失敗に対する説明は必要だと思います。しかし、本当に重要なのは「どうしたらできるのか?」を考える時間を取ることです。言い訳を考える時間ではないことを理解したいものです。

人を疑う時間ももったいないと考える企業もあると聞きます。

「どうしたらできるのか?」を考える。前向きで良い言葉だと思います。

モノを探すなモノを取れ。

活動といえば「整理整頓」という言葉が一般的でしょうか。

必要ないモノは捨て、必要なモノをすぐにとれる状態にすること。

一般的なビジネスパーソンは1年のうちおよそ1か月分(160h)の労働時間を「探し物につかっている」そうです。

年間160hもモノを探す時間に費やしているとしたら時間短縮する活動は重要といえます。

例えば、

  • PC内の資料整理 → ファイルはGメールへ送信する。→ 検索機能を使う。
  • 資料の整理 → 資料を立てて保管する。 → 一目で資料見渡せる。

時間を生み出すことができれば新たな活動へ時間を使える。

そして、探すことに対するストレスが減ります。

整理整頓が重要と知りながら時間ができた時にやろうと考える方います。

しかし、整理整頓は重要な業務です。一旦、業務を置いといて優先すべき仕事と考えたいものです。

探すというムダな時間は短縮するべきです。

横展する。

「学ぶ」の語源は「真似ぶ」

成長する為の学習プロセス「マネる」「本物をお手本にする」を取り入れる。

近くにいる同僚がどんな仕事をしているか。どうやって問題解決をしているか。

個人で活動した場合、方法を考えるのも時間がかかる。方法を思いついてから試すのにも時間もかかる。

まず、マネることで解決できれば一歩前進です。前進した状態から仕事に取組み、また問題にあたる。

もちろん自分が考えた改善活動も横展開します。マネを文化にできれば、業務改善のスピードが上がります。

業務改善を横展開することで、「自分の分身をどれだけ育てられるかも注目」です。

行動できたか?

まずは「整理整頓」を実行しました。

業務を一旦止めてモノを捨て整理しました。モノを探す時間を減らすことで業務にあてる時間を充実させることを意識しています。

整理整頓は時間ができた時ではなく、優先順位が高い重要な業務として実行しています。

次に思考です。「どうしたらできるのか考えろ」「改善活動を横展開する

言い訳を考えている時間はもったいない。同じ時間経過するなら前向きである方が良い。

組織で改善活動する。成功したことを共有する思考を持つこと。

時間に対する意識をもつこと。まずは自分が変わるところからです。

実際に学びは使えたか?

まず意識を変えないといけないのは自分です。

そして、組織の中で改善活動を発信すること。同じ思考を持った人が増えれば働きやすい環境を作ることができるのではないかと思っています。

「トヨタで学んだ自分を変える時短術」を読むことで、時間に対する意識が高まりました。

限られた時間内で充実した成果を達成しようと思います。

名言のような言葉がありましたので書いておきたいと思います。

行動を起こすときに意識したい言葉です。

  • 巧遅より拙速
  • なぜを5回繰り返す
  • 自らを必死の場所に置け など

前進する組織。多くの人に共有したい内容です。

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