書籍から学ぶ「40歳でGAFAの部長に転職した僕が20代で学んだ思考法」寺澤 伸洋(著)

ヒト

はじめに

仕事に対する考え方は、社会にでて上司から学びを得てきました。機会あってたくさんの上司に出会いましたが、もちろん考え方は人それぞれです。社外のことを学ぶことは難しく、転職は学びの良い機会となります。しかし、何度も転職するわけにもいきません。同じ会社で学びが少ないように思い本書を読もうとおもいました。

仕事に対する考え方を「40歳でGAFAの部長に転職した僕が20代で学んだ思考法」寺澤 伸洋(著)から学びます。

学び

相手を満足させる全体像を考える。

カレーの作り方を例に思考法が紹介されています。

だいたいの人が材料の事ばかりを考える。しかも「自分が」美味しいと思うカレーを作ろうとする。

この時、食べてもらう「相手の情報が抜け落ちていることに気付かないといけない。まず、自分の考えている範囲が狭くないかを意識し全体像を確認すること。

コツは、要素を分解すること。※分解 → 分ければ解かる

カレーを準備する際、対象は?・準備は?・材料は?・提供方法は? など視野を広げることが大切です。最高に近いカレー(仕事)を達成しようとすれば「自分が」にとどまらず、「相手の情報」まで確認すること。視野を広げた段階で掘り下げる。

会議の目的を知る。

会議を開く時の注意点から方法まで、本書の内容は参考になりました。

会議は何かを決定する場であること。(誰が、何を、いつまでに、を明確にする)

決定と報告の違いを理解して行動していますか。報告はできるだけメールなどで済ませ、集まらなくて済む方法をとるべきである。内容によって集まるべきと判断し、内容によって参加者を決める。そして、会議を開く。これが組織の活動を円滑にする配慮にもなる気がします。

自分の視点だけで考えないこと。

会議で話し合う分類をホワイトボードに書く。ポイントは箇条書きにすること。

まずは、会議の目的をホワイトボードに書くことで参加者の認識を同じにすることです。会議を進めている間に目的から外れてしまうことがあります。目的から外れてしまった場合、認識を基に戻す意味で大切な準備です。

決定事項を書き出し大切な部分を同じもの(ホワイトボード)を見て締めくくる。口頭では、解釈の違いや重要な部分が人それぞれ違いが出てきます。必ず締めくくりに同じ認識で終われるようにすり合わせが必要です。会議終了義は決定したことを各担当者が実行すること。

人に仕事を頼むとき。(仕事を任せる = 信用する)

仕事を任されたとき、上司から説明を受けたが何度も質問しないといけない。そして、やっとできたことがイメージと違うと言われたことがあります。

抜け落ちているのは、背景説明ではないかと本書を読み思います。

人に仕事を頼むときの注意点は、

  • 全体感を持ってもらうため、詳細なところまで説明すること。
  • できなかった場合は、なぜできないかを明らかにして解決策を見出すこと。
  • 50%の出来上がりで方向性の確認を行うこと。(出来上がってからでは修正しにくいため)

背景説明に時間をかけることによって、与えられた仕事の意味や関係者などイメージが湧かせます。依頼者の認識に近づけることが目的です。しかし、背景説明で終わりにせず、50%の出来上がりで依頼者との方向性にズレが生じていないか確認しながら進めることをおススメします。提出したものがイメージと違うものが出来上がった場合、お互いに修正が難しいためです。

行動できたこと

会議のやり方は、同じ部署の方々に協力を求めて方法を変えてもらえました。

  • ホワイトボードを使う。
  • 会議の目的を明確する。※目的によって参加者を決める
  • いつ、だれが、何をするか、を明確にする。

次に仕事を任せるとき、任されるときの注意点です。私は管理職でない為、仕事を任されることがほとんどです。上司から仕事を任される際は、背景説明を具体的になるまで質問しています。そして、50%で仕事の方向性が合っているか上司に確認すること。

本書での学びは、立場関係なく組織全体が意識すべきことだと感じました。

なぜできたのか?なぜできなかったのか?解決策が出るまで話し合う。話し合い方は学んだことを実践していきます。大変参考にさせて頂きました。

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