書籍から学ぶ「自分のアタマで考えよう――知識にだまされない思考の技術」ちきりん(著)

ヒト

はじめに

本書を読み終えて、私は考えているつもりになっていることがわかりました。さらに、自分の意見を伝えているつもりになっていそうです。「知っている知識」「情報に基づく思考の結果」とは異なるとの部分を読んだとき気付きを得ました。私は知識と思考の違いを考えたことがありません。

しばしば他人の考えをまるで自分の考えであるかのように錯覚することがある。だからその戒めとして「誰かが考えたことではなく。あなた自身が考えたことが重要なのですよ」という意味で「自分の頭で考える」という言葉が使われるのでしょう。※引用です。

学び

すべての分析のはじまりは「比較」すること。

膨大な表計算が終われば、一定の達成感が得られる。自分の頭で考えようとすれば情報を整理したことで終わらず、「整理された情報が手に入ったことで何がわかったのか?」を考える。考える時に知識と経験だけで発信していないか注意です。

比較があるからおもしろい。← この言葉を忘れないように。

自分と他者(他社)との比較。そして自分と昔(未来)を視覚化してみる。そして、「何が変わったのか?」「何が読めるようになったのか?」を言葉にしてみる。思考の順番は以下の通り。

例えば、売上集計を作成した際。

  • なぜ?(売上が上がったのか)
  • だからなんなの?(今後どうなっていくか)
  • 考えた結果(結論が言える)
このネット時代、知識はわざわざ自分の頭の中に保存しなくても、ほしい時に手に入ります。もはや単純な知識の記憶は、たいして意味のある行為ではありません。「一度じっくり考えたこと」は知識よりも圧倒的に長く記憶に残せる。※引用です。

○○さんが言っていました。などのコメントは日常会話の中で交わされています。情報をたくさん持っている人は自分の意見であるかのように話すことができそうです。特に仕事は意見を求められる場面がたくさんあり、能力を見られる場面でもあります。情報を多く持っていることも能力かもしれません。しかし、情報はある程度ネットから得ることができます。ネットから情報を得ている場合、たくさんの人が同じ情報を得ることになります。自分の意見として発信できてしまう。これは、考えた結果とは言えません。今後も意識的に注意していかなくてはいけなこと。

それは、他人の考えまで自分の考えであるかのように錯覚しないこと。

そして、自分の頭で考えよう発信する前に自分の考えであるか。自問してみます。

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