書籍から学ぶ「産後クライシス」著者 内田明香/坪井健人

ヒト

はじめに

私は一児の父です。将来はさらに子供を授かりたく2人目も3人目も望んでいます。

本書は初めて子供の妊娠がわかった時に妻から読むように渡されました。

私は幸せな家庭を想像し子供の将来が楽しみです。しかし、育児が原因で離婚に発展することもあると聞きます。現実とのギャップが大きく存在するのでしょうか。

ちなみに私は子供が好きです。そして、妻を愛していますし仲良しです。

夫婦関係の現実を「産後クライシス」から学びます。

初めて子供を授かる前に読んでよかったと思える内容でした。

学び

結婚して10年で一番つらい時期に、力になってくれるどころかもっとつらい目に合わせた夫に対して恨んでいる。

子供が小さいうちに離婚している家庭が多いようです。原因は育児への協力があるか。

協力が無い場合、精神的にも肉体的にも苦痛が大きくなり、夫への恨みとして感情が膨れ上がってくる。

例えば、昼間も頻繁に授乳していますからまとめて寝る時間がとれずくたくたになります。

私の妻も寝不足で苦しんでいました。授乳は変わることができません。

赤ちゃんが泣けば私も一緒に起きて抱っこしていましたが、なかなか役に立つことができませんでした。こんなエピソードも思い出として話せると価値があるのですが。

何とか、妻が睡眠時間を取れるように家族にも助けてもらいながら過ごしたことを思い出します。

しかし、睡眠だけではありません。食事や友人関係にも制限がでます。

お母さんは赤ちゃんにおいしい母乳を飲ますために、甘い食べ物、刺激物、アルコールを飲食できなくなります。ちなみに私も妻はお酒が好きです。

子育てをしている間に音信不通になり、友人関係がリセットされ、孤立化するリスクがあります。

生活の制限はストレスを増大させます。解消を求める場合に身近な夫に目が行くのは当然です。

苦しい時に助けてもらえないことが恨みになる。そして、離婚に発展する。

私自身、1日だけ子供の面倒を見た経験でもなかなかストレスを感じることがあります。

赤ちゃんが何を考えているのかわかりません。

子供はかわいいですが。全てが子供基準で生活することになります。

夫婦関係を改善する方法は「家事・育児をすること」です。

家事や育児をすること。夫婦関係にとってかなり重要なことです。しかし、家事を協力する実績と共に完成度がカギになります。例えば食器洗い。洗うだけでなく水分をふき取って棚にしまうところまで。

完成度の高い家事を目指すことです。中途半端な状態は夫婦の仲を悪化させます。

夫はせっかくやったのに。妻は結局私がやらないといけない。お互いに気分が悪くなります。

次に、NGワードを共有しておきます。

手伝おうか?

夫がこの言葉を発した場合、家事・育児は妻がやるべきと言っていることになります。

安易に「手伝おうか?」と言ってしまわないように。そして、言いそうになった方は要注意です。

日本の男性たちの育児・家事への参加の少なさは際立っているそうです。

※外国と比べて1/3程度しか手伝っていない。

そして、子供の授かる人数にも家事・育児が影響をうけます。すべての夫婦に当てはまらないかもしれませんが。

  • 1人目が生まれないのは社会制度の問題
  • 2人目 夫の育児態度の問題
  • 3人目 経済の問題

行動できたか?

協力体制で臨んだ育児はなかなか手ごわいものでした。夜中に泣いている子供を抱っこしてもなかなか泣き止んでもらえない。結局は妻が母乳を上げて落ち着かせることになります。

たぶん、協力できるのは育児ではなく、家事の方だ感じています。

すべて、本書に書かれていることを実行できたわけではありません。

しかし、読んでいなかったらひどい夫婦関係になっていたのではないかと怖くなることがあります。

実際に学びは使えたか?

妻は家事をおろそかにすれば子供はもういらないと言います。

当然のことです。妻だけ我慢しなければいけない状況は問題があります。

お互いにプライベートがあり、人生を楽しく過ごすこと。将来のことは協力のもと夫婦で考えていかないといけません。育児中の家庭は今しかできない行動を起こす。大変な集中力が必要な時期です。

将来、子供が小さかった時の思い出を家族で話したいものです。

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