書籍から学ぶ「トヨタの自分で考える力」原マサヒコ(著)

ヒト

はじめに

働いているときに社員が考えていること。必要な行動や思考は何か?

社員はそれぞれが価値観を持って仕事に取り組んでいる。

本書を読み終えた時、価値観を会社全体で共有している印象を受けた。

例えば、「代替もないのに反対するな」「議題のない報告はいっさい受け付けない」

否定だけが終わってしまう可能性が低くなる。そして、ムダな時間を過ごす社員が減る。

仕事に向かう姿勢や考え方を「トヨタの自分で考える力」から学びます。

学び

自分がラクになることを考えろ

仕事が早い人や効率のいい人が存在します。必ず秘訣があるはずです。誰もが知りたい内容だと思うのですが、なかなか秘訣を共有することはできません。

秘訣を「横展開する」こと。

優秀と思う人を基点して改善し続けること。マネすること。

そして、徹底的にパクること(TTP)

ムダな動作をするほど、ムダな時間が生まれます。良い情報や方法を共有をすることで改善に至るまでの時間を削減されます。

横展開できた人数が多ければ多いほど削減時間は増大します。※改善時間×社員数

三現主義(現地に行って、現物を見て、現実を知る)

会議を開き何かを決める。方針や行動を決定するのは、管理職以上の立場の方が多いのではないでしょうか。

現場での仕事量はお構いなし。やる側の社員のことが考慮されないケースも考えられます。

「もっといい方法があったのに」「このやり方の方が良い」という意見が届かず、会議室で決定されてしまいます。最悪の事態は現場との意見が食い違うと生産性を下げることになります。

現地に行って、現物を見て、現実を知る。

会議室ではなく、関係者を交えて現地で改善活動を考えないといけません。

生産性の向上。実行するのは現地の社員です。

巧遅より拙速。

意識的に早く(完成度60%)動くことでミスが起こりやすい仕事に気付くことができる。

ゆっくり時間をかけて完成度の高い仕事を行った場合を考えてみましょう。

納期を守れなかったり、次工程の社員へ仕事を回せなかったり、実行する社員によってかかる時間がバラバラだったり。完成度の高い仕事は個人差がでます。

自分しかできない仕事にはそれほど価値はありません

改善活動から見て、早く仕事をこなしてみて間違えそうな箇所に気付くことができれば対策をとることができます。時間短縮が達成できれば、余力(時間)を生むことができます。

行動できたか?

生産性を高める工夫は他人に話す。

意識的に行っていることは、

・発信すること(例えば 悩み、良いと思う情報、失敗したこと)

発信するときは、相手が理解しやすい言葉を選ぶ。誤解しないように言葉を慎重に考えます。

・60%で良いとする。

もちろん手抜きという意味ではありません。時間を意識して次工程に早く仕事を回すことを意識しています。失敗があれば反省する。はじめは修正に時間がかかるかもしれません。しかし、改善が進めばもっと働きやすい環境に変えていけるはずです。

学びは実際使えたか?

情報を共有する時間を意図的に作っています。自分から発信すれば返信が少なからずあります。

他人の良いところをマネしてみて取り入れていく。改善活動をより早く進めることができます。

余力(時間)は持ちたいものです。

まずは個人的な活動です。相手に価値観を押し付けても前に進みにくい。

人生の大半を仕事時間に費やします。働きやすい環境は幸福度を上げることにつながると信じています。良い情報は共有です。改善するには悪い情報も共有が良いでしょう。

まずは発信から始めました。小さく一歩です。

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